結婚したくない男女が増加!その理由とメリット、デメリットは?
男女で未婚率が右肩上がりの状況が年々続いていますね。今日は結婚したくない男女についての記事を書いていきます。
結婚したくない!どうして増えたの?
結婚して家族や子供を持つのが当たり前であると思って生きてきた世代が、もはや女性の社会進出から数十年経過し、ライフスタイルの多様化なども影響してか結婚を希望する男女が減少傾向であることが続いています。いったいどうしてなのでしょうか。
私もたまに、婚活のわずらわしさを正直感じ、ああまあこのまま独身でもいいかなと思ってしまうこともあります
わかるわかる。婚活アドバイザー風の私も実は独身だしね。別に不幸を感じること全然ないわよ
男女ともに結婚願望が薄く
2021年の出生動向基本調査では、「いずれ結婚するつもり」と考える未婚の男女の割合は前回より減少傾向で、男性で81.4%、女性で84.3%となっており、1982年の男性95.9%、女性94.2%から見ても年々減少をたどる一方であることがわかります。少子化にいっそう拍車をかけるであろうこの結果、女性の生き方や働き方に大きくかかわっているとともに、男性の女性に対する関わり方などの変化も関係しているようです。
結婚を望めない理由がそこにある
働く女性が増えたことで男性と対等に経済力に自信がある女性の増加や、反対に経済状況で稼ぎがそこまでない男性は女性に選ばれない、または自信がなくてなかなか一歩を踏み出せないなど社会のあり方などに深く影響もしているかと思います。あとは、仕事と育児を両立したいと考えている女性や育児休暇を積極的にとって育児参加したいと思う男性にとって国が十分な支援を提供したり、環境を整えていない、というような理由で家族を持つと大変、苦労をするという考えもあるようです。
なるほどですね。社会のあり方とか経済状況とかについては私も激しく同意です。
ほんとね、国がなんとかしてくれないとどんどん結婚する気持ちも萎えてしまうよね
結婚を希望しない男性の特徴
それでは結婚を希望しない男性はどんな方がいるのでしょうか。近年の男性の草食化なんかとも関係しているのでは?と気になってしまいますね。
経済力がないと感じている
最近の傾向で、女性はますます結婚相手として選ぶ男性の経済力を重視しています。年収400万以上が条件である傾向にあるので年収400万円以下の男性は引け目を感じて婚活にすら踏み込めない方も多いようです。結婚を本人は希望していても、自分の年収で妻と子供を養っていけるか、と考えてあきらめている方も多いです。特に女性の社会進出後は、男性と対等に働く女性が増えているので自分より収入の多い女性はちょっとプライドが、と思う男性も多いようですね。
女性との付き合いが苦手
バリバリ働く女性も増え、女性がはっきり自分の意見を言いやすい環境になりつつありますが、その一方で女性のほうが強くなって、男性はそんな女性たちとの付き合い方が苦手と思ってしまう傾向にもあるようです。すべての女性が、みんな総じてサバサバしていたり強いわけではないですが、そうではないにしろ女性と男性の意見は違うので当然お付き合いするとたまには喧嘩することもあるでしょうし、お互いに譲り合ったり自分の意見をぶつけたり、そういうやり取りが発生する中でちょっと面倒だな、と思う男性も多いようです。
趣味や自分のことに没頭
ゲームやスポーツなどの趣味に没頭する男性も多く、たとえばスポーツジムなどに通う時間なども子供や奥さんを持つと制限されてしまう、育児に協力する=自分の時間が削られる、家族のためにもっと収入を増やす=仕事量を増やすなどに繋がってしまうというちょっと自分本位な理由ですが、結婚に魅力を感じないようです。結婚は自分の責任が増えるので、趣味などの自分の好きなことに費やすお金や時間が削られるのは嫌だと思う男性も多いようです。
男性は自分のことが一番大事なんでしょうか
男性だけじゃなく女性も自分が大事なんじゃないかな?
結婚を希望しない女性の特徴
男性は自分が軸である感じですが、女性はどんな感じでしょうか。子供や家族が欲しいと願う女性はいるとは思うのですが、実際結婚を希望しない女性はどう違うのでしょうか。
経済的に自立
先述にもありますが、女性が働くのが当たり前の時代、高学歴で高収入を得る女性もたくさんいます。自分自身の力で働いて、自分を支えることができるので男性に養ってもらう必要がないと考えている方が多いです。子供は欲しいけれど、今は自分の仕事に集中したいというのが本音だそうです。
いろいろな付き合いが面倒
独身で働いている分には人間関係は自分の周り、職場、という自分軸でつながっている関係が多いですが、結婚すると多方面でのつきあいが増えるためそれが面倒と感じる方も多いようです。夫側の親族との集まりや、子供ができたらママ友つながりなど、今までとは勝手が違う関係も少し煩わしいな、と思うようです。
仕事に集中したい
結婚すると、育児と家事も加わるので仕事だけに集中というのが難しくなります。今でこそ、子育てと仕事を両立するママが増えてはいますがそれでも国の支援や制度はまだまだ考慮が足りないのが現実です。子育てしながら仕事となるとなかなか今までのような仕事一本で集中できた環境とは違います。そういったことで女性は結婚から遠ざかる傾向もあるようです。
そうですね、子育てで女性が負担になる割合が多いのが現実ですよね
そうよね、男性も育児に積極的に参加したいと思ってはいるものの体制や環境が整っていないのがねえ
結婚しないメリット
結婚したくない男女が増えている、というとなんともネガティブな響きですが、結婚しなくても十分幸せに生きていける時代です。結婚しないことでこんなメリットがあるから何がいけないの?と思うのもわかりますよね。
自由な時間が持てる
家族を持たないことで、育児、家事に追われないので自分の時間がたくさん持てます。女性であれば自分の夫と子供の世話をしなければならない、男性であれば妻と子供を十分養い幸せに暮らしてもらうために仕事も育児参加も行わなければいけない、など自分だけじゃないことを理由に時間や金銭の余裕がなくなります。1人でいれば、夜自由に遊びに行ったり、好きな時に好きな映画を見たり、ゲームをしたり自由です。
親族との関わりがない
自分の親族のみではなく、配偶者の親族との付き合いがないので気楽です。特にお嫁さんとお姑さんのそりがあわない、などよくきく話なので1人だと味わうことない余計なストレスが増えてしまいます。夫や妻の田舎に帰省するたび胃が痛くなる思いをする、などちょっと辛いですよね。1人だと気を遣わずに済みます。
経済的に余裕がある
先述と重なりますが、1人だと子供の教育費、習い事などにお金をかける必要がなく、また、家族を持つことで必要になるマイホームや車の購入なども場合によってはしなくて済むので出費がありません。自分のことだけにお金を使えばよいので経済的余裕が生まれます。
結婚してない男女が増えたので、そんなに変な目で見られることもなくなったっていうのもありますよね
そうそう!多様性が受け入れられる時代だからね
結婚しないデメリット
結婚しないことのデメリットももちろんあります。人はなんせ比較する生き物です。人と比べさえしなければこのデメリットもたいしたことはないのかもしれませんね。
将来が不安
老後に1人になってしまうのが不安という意見が多いです。自分の配偶者や子供がいれば淋しい老後にはならず、助けが必要になったときも何かと安心だということです。ただ、結婚したからと言って最期の時は一人で逝くこともあり、結婚していようがしていまいが大差はないと考える方も多いです。
世間体が気になる
一人で自由きままな独身でいるとどうしても世間の目が気になることもあるようです。家族を守るという責任から逃れている、親世代は結婚することが当たり前なのでそのくらいの年齢の人からのプレッシャーがすごい、などあるようですが、これも本人が気にしなければいいだけの話といえばそれまでかもしれません。
経済的に不安
女性の場合で結婚したいという方は男性に養われて、経済的に安定した中で子育てがしたい、などありますが今は女性の就労状況も昔とは違うので働いて十分自分自身を養うことができる方がほとんどです。ただ、考え方としては2人共働きだと経済力も2倍なのでそれに比べるとやはり不安という考えはまだあるようですね。
まとめ
いかがでしたか?今は本人が幸せであればさほど周りの目が気にならず、結婚しなくても十分楽しい人生が送れるようにはなりましたね。ただ、家族を持つことは大変である一方、独身でいては絶対味わえない幸せも待っています。無理に好きでもない人と結婚することはしないとしても、いい人が自然な流れで現れたら考えるとよいですね。
引用元:国立社会保障・人権問題研究所
第16回出生動向基本調査